保護者の皆様へ
関わる大人が力を合わせて子供たちに理想の環境を
ゲームは子どもたちの育成に大きな影響を与えます。
関わるさまざまな分野の大人の連携により、一人ひとりの子どもたちに最も適したゲーム環境を追求していくことが重要です。
育成年代のサッカー環境に関わる大人、すなわち指導者、審判、大会の形式、保護者・サポーターが力を合わせて、さまざまな困難にも、 子どもたちにとって何が一番良いのか、という観点で判断し、解決に向けて努力していきたいと考えます。
JFAでは、特に4種・キッズ年代の大会に関し、さまざまなキャンペーンを実施しています。
各都道府県、各地区の大会でも、ぜひいろいろなアイディアを出し、できることからどんどん広げていただきたいと思います。
全国でのアクションで、育成年代の競技環境に影響を与えていきましょう!
関わるさまざまな分野の大人の連携により、一人ひとりの子どもたちに最も適したゲーム環境を追求していくことが重要です。
育成年代のサッカー環境に関わる大人、すなわち指導者、審判、大会の形式、保護者・サポーターが力を合わせて、さまざまな困難にも、 子どもたちにとって何が一番良いのか、という観点で判断し、解決に向けて努力していきたいと考えます。
JFAでは、特に4種・キッズ年代の大会に関し、さまざまなキャンペーンを実施しています。
各都道府県、各地区の大会でも、ぜひいろいろなアイディアを出し、できることからどんどん広げていただきたいと思います。
全国でのアクションで、育成年代の競技環境に影響を与えていきましょう!
(日本サッカー協会 プレイヤーズファーストキャンペーン)
○PLAYERS FIRST!(JFA)
素早いを上手と間違わないで!
子どもたちのゴールは、いつなのかを間違わないで! 子どもたちに、大人として戦わなくてはいけなくなる頃までにしっかりとした心身的な余裕と武器を与えてあげられるかどうかどうかです!
ジュニア(小学生年代)やキッズ(幼児年代)では個人個人の成長のスピードは異なることを理解してください。まずは成長期に使われる発育、発達、成熟の言葉の定義について説明します。
〇発育 身体のサイズまたは身体の一部が大きくなることを意味する
〇発達 胎児から成人までの一般的な成長
〇成熟 成育し、機能的に完成する過程
〇思春期 二次性徴が出現し、子供が若年成人へ移行する期間
子供たちの成長は前青年期(女児2~10歳、男児2~11歳)と青年期(女子11〜19歳、男子12〜19歳)の2つに分けられ個人個人で成長のスピードが異なります。ジュニア年代では全青年期にあたり、骨格や筋肉の著しい成長が見受けられます。その成長は個人個人により異なり、当然ですが、骨格と筋肉もバランスを保ちながら成長するわけではありません。
例として、身長が高いのに俊敏性が低い子どもと、身長が低いが俊敏性が高い子どもが居るとします。
〇身長がが高いのに俊敏性が低い子どもーーー骨格が成長したが筋肉の成長が遅れてバランスが崩れている。
〇身長が低いが俊敏性が高いーーー骨格と筋肉の成長が丁度いいバランスを保たれている。
※身体的成長は成人になるまで行われるため、個人個人バランスが良い悪い時期は必ず訪れる時期が異なる。そして、個人個人はその時期を経て成育し、機能的に完成する。
ジュニア(小学生年代)で素早く動けることで上手だともてはやされることが多くあります。しかし、発育、発達、成熟の過程を理解することが出来れば、それは大きな間違いであることが理解できると思います。個体差はありますが身体的に成熟する頃には個人個人のバランスは整っており、俊敏さだけで差が出ることはほとんどありません。
個人個人の成長が落ち着いたころには、団体スポーツや対人スポーツにおいて(個人スポーツは除く)身体的な差異で、大きく結果が左右することはありません。そしたら、どのような差異で、結果が左右するのかを考えてみましょう。
身体的特徴(背の高さや足の速さなど)などの生まれた個性以外での差異が無い場合、もっとも必要となるものは正確な個人技術と相手との駆け引きを行うための、戦略を組み立てるための理論的な個人戦術です。そして、最後にそれらを組み合わせる事が出来る論理的思考が必要となります。
正確な個人技術と理論的な個人戦術、論理的思考の3つが大きな武器となりことで成育し、機能的に完成する頃には、簡単にはひっくり返せないほどの大きな差となるります。
お子さんの試合を観て、身体的差異においての結果に一喜一憂しないでください! そんなことよりも、子どもがどのように取り組んでいるかを観てあげてください。そして、子どもたちと話をする機会を多く持ってあげてください。
ジュニア年代では、子どもたちに下記のことをしてあげてください。
〇やろうとして成功したときは褒めてあげてください。
〇やろうとして失敗したときは温かく見守ってください。(失敗することは怖いことではないと)
〇試合でプレーしているときに、きちんと考えて行動しているかを観てあげてください。
〇相手と対峙したときに勝敗がありますが、身体的差異で結果が出たのかを観てあげてください。
→身体的差異で勝ってしてしまったときには、駆け引きについてのアドバイスをしてあげてください。
→身体的差異で負けててしまったときには、身体的に成長していけば負けなくなることを説明してあげてください。
(素早い相手に負けてしまったときにイライラしないでください。成長の過程で必ず追いつきます!)
(素早い相手を上手いと勘違いしないでください!)
子どもたちのゴールは、自立した個へと成長することです。
未成熟な時期に有利に立てたり、勝利できたとしてもそれは、その時の自尊心を高めただけです。
長い道のりですがゴールを見据えて、子どもたちを見守ってください!よろしくお願いします!